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第9回中央執行委員会を行いました!

こんにちは。クリスマスも終わり、年の瀬となりました。今年も一年間、医学連の活動にご支援・ご協力を賜りまして心より御礼申し上げます。

さて、医学連では12月26日(日)、27日(月)に第9回中央執行委員会会議を行いました。以下に会議の様子を報告します。

 

1日目

担当校共有

・医学連では、全国の医学生の声に基づいて活動するため、各役員に担当校を割り振り、自治会との連絡を行っております。

・今回の会議では各役員から講義形式やワクチン接種の進捗などについて報告がありました。

 

自治会懇談

・自治会懇談とは、医学連役員と各学生自治会が顔を合わせ、その大学で困っていることを聴き取ったり、課題解決に向けた連携方法について協議したりするために行っているものです。

・今後は3月に行われる医学連大会を見据えての懇談がいっそう重要になってきます。

・書記長からは、対面あるいはオンラインにより1~2月で懇談をセッティングしていくよう呼びかけがありました。

・懇談の注意事項や持って行く資料などについても確認しました。

 

加盟運動

・岡山大学の加盟に向けて、岡山大学の現状と悩み事を聞いていきました。

・1月にオンライン会議、2月に対面懇談を行い、加盟への機運を高めていきます。

・医学連役員から岡山大学の学生に向けて、学生会の会議はどのくらい日が固定化されているのかについての質問がありました。

・次回の医学連新聞を岡山大学の皆さんに医学連について知ってもらうために活用してはどうかという提案もありました。

 

地域枠

・医学連に寄せられた相談事例に関して、進捗とこれからの日程を確認しました。

・次回会議(10中執)に向けて質問状を完成させ、承認を行う予定です。

・現在作っている草稿に関してSGDを行い、意見を交換しました。

 

65医ゼミに向けて

・来夏に開催が予定されている第65回全国医学生ゼミナールについて、担当者から主幹校の候補となっている各大学について主管運動の進捗が共有されました。

・主幹校を決定するにあたって重視すべき3つの要件(学生の総意、大学の協力、学生の力量)という観点からも議論を行った結果、全会一致で開催地が決定しました。
・この場で発表したいところですが、1/15に行われる1準委での発表まで今しばらくお待ちください。

 

1準委・2準委

・1/15(土)の1準委について、獲得目標を確認し、役割分担を決定しました。

・1準委は、夏の医ゼミに向けた最初の準備委員会という位置づけで、全国の医療系学生を募って開催します。

・医ゼミとは何かを確認し自分の言葉で語れるようにする、やりたいことや展望を話し合う、新歓のアイデアを出し合うなどの獲得目標があります。

・今回の会議では、1準委の役割分担を決定しました。

・またそれに続く2準委のリーダーも決定しました。

 

2日目

39大会に向けて

・提起文書を読み合わせて大会の意義を確認しました。

・書記長よりスケジュール案の説明がありました。

・役割分担を決めました。

・発表をお願いしたい大学の候補を挙げました。

・学習したいことや講師の案を出し合いました。

 

自治会交流集会の振り返り

・資料を読んで振り返りをしました。

・委員長より、役員も感想文を書いて反省すべきところは反省するよう呼びかけがありました。

 

医学連アンケート

・担当者からアンケートの概要や拡散方法について説明がありました。

・拡散の目標数を決めました。

 

省庁交渉に向けて

・2~3月をめどに文科省・厚労省交渉を行う予定です。

・厚労省交渉では、地域枠とそれ以外の要請項目で2回に分けて行う予定です。

・労働環境・無給医と臨床研修・専門医の合同WGより、現状の報告と要請項目の提案がありました。

・医学教育・留年WGからも同じく説明がありました。

・医師数WGについては、チャットで説明がありました。

・基礎研究WGでは、今後動いていけるよう確認しました。

・授業料・奨学金WGについては、忙しさに応じて他の役員に仕事を依頼するよう確認しました。

・書記長から、各WGでは要請項目についてより詰めた議論を行い、2月中に要請文書を完成させられるよう呼びかけがありました。

 

記者会見の振り返り

・11月19日に厚労省にて行われた医学部地域枠に関する記者会見について、報告書を見て記者会見の振り返りをしました。

 

情勢学習

・記事を読んでSGDを行いました。

 

広報

・医学連新聞の新しい号について、担当者を決めました。

・加盟分担金についての連絡も行っていきます。

 

本HPをご覧の皆様におかれましては、年末年始くれぐれもお体ご自愛いただき、新年が良き1年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

来年も全日本医学生自治会連合の活動にご支援・ご協力いただきますとともに、いっそうのご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

地域枠に関する記者会見を行いました!!

医学連は、2021年11月19日(金)に厚生労働省において、地域枠問題に関する記者会見を行いました。これまで、2020年11月に山梨県・山梨大学が地域枠離脱者に対する罰則として新たに違約金制度を設けたことに端を発し、日本労働弁護団・全国医師ユニオンと会議で検討を重ねてきました。その結果、3団体がそれぞれの意見書を発表し、合同で記者会見と厚生労働省要請を行なうという行動に結びついたものです。

 

 医学連からは、「医学部地域枠における課題を提起し、より柔軟な制度設計を求める意見書」を発表し、2019年に行った地域枠に関する全国アンケートの結果や、2020年に提出した山梨県への公開質問状の回答からわかることについて説明し、各社メディアを通して、社会全体へ医学連の取り組みについて発信することができました。その様子を簡単にご報告します。

会見の様子。左から植山医師(医師ユニオン)、田村(書記長)、有馬(委員長)、市橋弁護士(労働弁護団)。

 

医学連からの発言

 まず初めに、有馬から記者会見に至った経緯、地域枠制度の概要、その抱える課題について説明しました。なかでも山梨県が設定した違約金について、具体的に金額を示し、経済的に大きな負担となること、法的な問題が指摘されていることについて話したうえで、医学連として違約金撤回を求めていくことを表明しました。

 続いて、山梨大学の医学生から山梨大学の地域枠学生として卒後の支援が十分になされていないこと、在学中にももっと地域医療を学ぶ支援をしてほしいということを訴えました。また、違約金設定によって地域枠にネガティブな印象がついてしまうという懸念について話しました。

 その後、田村から意見書で医学連として掲げた提言の内容について説明しました。(ア)~(エ)の4つのポイントについて触れるとともに、地域枠制度がペナルティ重視という「手段の目的化」に陥っていると指摘し、多様な人生選択を尊重できる制度設計になるよう制度を見直していくように働きかけていく方針を伝えました。

 

日本労働弁護団からの発言

日本労働弁護団として弁護士の市橋弁護士が、労働基準法第16条の趣旨に反する不適切なものであるという観点で労働問題であると考えられるということを中心に発言されました。

返済額が大きく、拘束期間の長さ、さらに利息に加えて違約金を課すということは、16条との関係が問題となってくると考えられ、特に山梨県に関しては違約金に関しては早急に撤回すべきであると発言されました。

地域枠制度についてはペナルティを課すのではではなく、どうしたらその地域に残ってもらえるかという方向性で考え、具体的な制度設計については、当事者である医学生・医師の声を聞いて欲しいと発言されました。

 

全国医師ユニオンからの発言

全国医師ユニオンとして植山医師が今回の地域枠問題の特徴を中心に発言されました。

医療界には色々な問題があり、女性差別や労働環境といった問題のその根底には昔からの慣習みたいなことがあるが、今回の問題は今の時代に人権侵害の制度を作ろうとしているということが特徴であるとし、地域の問題に関して学生に丸投げしてしまっているということが問題であると発言されました。

具体的な要請項目に関して要請書の項目を説明しつつ、長期的には根底には医師不足の問題があり、どこの地域でも医師を確保したいということから医師の取り合いになるため、これに対しては抜本的な改善が必要であると発言されました。また、地域医療に関する検討会を充実させる必要があるとしました。現在医師の需給に関する内容は医師需給分科会で検討されているようであるが、医師の数合わせの話にしかなっておらず、あるべき地域医療、医師養成の話をすべきであるとし、このような検討は医師の労働組合、患者会の代表、地域枠医師なども含めて進めていくべきだとしました。

 

Q&A

参加した記者から多数の質問が寄せられました。その一部をご紹介します。

Q.地域枠学生は入試のときに優遇されていることや、離脱している学生がいるというのも事実だと思うが、地域枠学生はどのように苦しんでいるのか

A.入試制度においても、決して優遇ということばかりではない。点数が上の学生から地域枠に採用されることもあり、一概に優遇とは言えない。ただ、学生の中からも(入試に)通りやすいのではないかと、地域枠というレッテルを貼られていることに苦しむ学生もいる。地域枠で入ったものの離脱したいという学生は、一定数出てくる。9,000人いる医学生の2割近くが地域枠であり、その中で1人も将来設計が揺るがないというのはあり得ない。事情は様々だが、その地域で働くことを断念せざるを得ない。一定期間県外に出て戻ってきたいという学生もいるが、それを離脱したと見なされてしまうこともある。その点で柔軟性がないと感じる。(田村)

 

Q.「約束したんでしょ」「わがままじゃないの」という声も多いと思うが、それに対してどう説明するか

A.確かに、入学時点で契約を交わしているというのは事実。しかし、現時点での契約制度については説明が十分にされていないという側面もある。地域枠学生になってからの支援も不足していて、離脱する可能性もある(有馬)

A.契約というならば、不利益事項が明記してある必要がある。だが、違約金や専門研修の制限など途中から不利益が増えていく。留年や国家試験の不合格、体調不良・死亡などの事由があるが、こういう人たちにはペナルティよりもむしろ支援が必要。(植山医師)

A.地域枠は若い医師にお金を貸して地域での勤務を義務付けているが、なぜそれを若い世代だけにさせるのか。全世代が考えていく必要があると思う。(田村)

 

記者会見の様子は、全国医師ユニオンのホームページから動画を閲覧することができます。ぜひご覧ください!

 

各団体の発表した意見書

・医学連:医学部地域枠における課題を提起し、より柔軟な制度設計を求める意見書

・日本労働弁護団:医師の「地域枠」制度の改善を求める意見書

・全国医師ユニオン:地域枠制度問題に関する要請文

2021年度全国アンケートを実施します!

医学連では毎年、卒後研修や医学教育などの全国的な課題について、全国の医学生を対象にアンケート調査を行っています。

昨年度の「医学生の声を届ける!コロナ時代の意識と生活の実態調査」では、全2回にわたって行い、1回目、2回目それぞれで31大学1143件、49大学1437件の回答を集め、その医学生の声をまとめた最終報告・提言は医療界・医学部界に大きな影響を与えました。

 

今年度の医学連中央執行委員会では、「地域枠・地域の医師確保に関する全国調査(2021年度版)」と題し、医学生に身近な問題である地域枠に焦点を当て、そこから地域の医師確保に対して医学生がどのような考えを持っているのか、将来医療の現場で働いていく医学生たちが働く場所を決める際に何を重要視するのか、医学生・医師に対してどのようなインセンティブがあれば医師不足地域で働く人が増え、地域の医師偏在が改善するのかということに関して、医学生の声を集めることになりました。2019年度に行ったアンケートの継続調査でもあり、直近の情勢や活動を踏まえてより充実した内容になっています。

 

このアンケートで集められた医学生の声は、文部科学省・厚生労働省との省庁懇談や、医学教育学会での発表、メディアなどでの発信を通じて国や医療業界、各大学などへ届けられます

 

アンケートの内容はこちら↓

【完成版】地域枠・地域の医師確保に関する全国調査(2021年度版)A4版

【完成版】地域枠・地域の医師確保に関する全国調査(2021年度版)B4版

医学生の学生生活をより良いものにするためには、全国の医学生の声が必要です!

皆さんの思いを私たちに届けてください!

 

  • 医学連全国アンケートとは?

医学連は毎年、卒後研修や医学教育などの全国的な課題について、全国の医学生を対象にアンケート調査を行っています。集められた医学生の声は、文部科学省・厚生労働省との省庁懇談や医学教育学会での発表、メディアなどでの発信を通じて国や医療業界、各大学などへ届けられています。今年度のアンケートは全国の医学部に順次発送予定で、学生自治会や学生代表を通じてアンケートの回答回収をお願いしております。

  • 調査の目的

地域枠や医師不足・医師偏在の問題に対し、医学生はどのように感じているか、また、どのような制度が必要とされているのかを調査する目的で、アンケートを行います。このアンケートは匿名調査のため、個人を特定することはありませんし、回答によって回答者が不利益を被ることもありません。

  • 回収方法

下記の住所に着払いにてご郵送ください。また印刷費用や用紙費用につきましても領収書と振込先をご一緒に送っていただけましたら、こちらから返金させていただきます。アンケート用紙(A4版)はこちらからダウンロードできます。


⚠️このアンケートはGoogleフォームでも実施しています。用紙でのアンケートに回答いただいた方は、重複を避けるためGoogleフォームでの回答は御遠慮いただくようお願いします。用紙の提出についても1人1枚まででお願いします。

中間締切:2月1日(火)

最終締切:3月31日(木)

(3月上旬に医学連が行う省庁交渉にてアンケート結果を文部科学省、厚生労働省に報告いたします。中間締切までに郵送いただけますと皆さんの声を届けることができますので、どうぞご協力ください。)

 

  • お問い合わせ先

〒113-0034 東京都文京区湯島2丁目7-8 労音お茶の水センター 1F

Tel : 03-3830-0808

Mail : info@igakuren.jp

2021年11月19日(金)、厚生労働省に「医学部地域枠における課題を提起し、 より柔軟な制度設計を求める意見書」を提出しました。

2019年度に行った「地域枠・地域の医師確保に関する全国調査」をはじめとするこれまでの地域枠に関する活動を踏まえて意見書を作成しました。

提出した意見書はこちら↓
医学部地域枠における課題を提起し、より柔軟な制度設計を求める意見書

 

またこれに合わせて、日本労働弁護団、全国医師ユニオンと合同で、記者会見を行いました。

記者会見の詳しい内容に関しては後日報告いたします。

 

地域枠に関するこれまでの活動↓

【最終報告】地域枠・地域の医師確保に関する全国調査

医学部地域枠に関する公開質問状を山梨県に提出し、回答をいただきました   etc.

第8回中央執行委員会を行いました!

こんにちは。夜風が寒い季節になりました。医学連では、11月6日(土)に第8回中央執行委員会議を行いました。以下に会議の様子を報告します。

 

  • 担当校共有

 

〇全国各自治会で様々な活動が行われているようです。全国の大学で部活の再開、対面授業が徐々に解禁されているようです。

〇対面授業と部活の対抗試合に関してどのくらい解禁されているのかを共有しました。

 

  • 自治会交流集会

 

〇 各役割の進捗状況を確認しました。11月21日に開催する予定ですので、全国の自治会の皆さんは楽しみにしてください。詳しくはこちら

 

  • 医ゼミ主管運動

 

〇担当役員から取り組みの状況について共有されました。次回の中央執行委員会議で主管校が決定する予定となっています。

〇主管校決定に向けてサポートをどうしていくのかについて話し合いました。

 

  • 地域枠

 

〇担当している方の現状に関して担当役員から共有が行われました。

〇労働弁護団の方と、医師ユニオンの先生と会見を開くことが決定しました。日程は後ほど決まります。

 

  • 加盟運動について

 

〇岡山大学の現状について、担当役員から報告がありました。11月3日に対面での懇談が行われました。

〇岡山大学の学生さんが会議に参加し、学生会で最近行った活動についての報告を行ってくれました。

 

  • 医学連アンケートについて

 

〇医学連アンケートの原案に関して審議し合いました。

〇アンケートの予定として11月に承認が行われ、12月に配布する予定となりました。

 

  • 省庁交渉について

 

〇WGで過去の省庁交渉の要請文を確認することになりました。

 

  • 加盟分担金について

 

〇書記長より、加盟分担金の納入について説明がありました。各自治会の皆様は、支払いのご協力をよろしくお願いします。

 

ご覧の通り、多数の項目に渡って議論が行われました。役員が数名ずつグループに分かれ、後日、会議の内容について振り返りを行います。
全国の医学生の皆様、自治会交流集会のご参加もぜひよろしくお願いいたします。

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